わたしは昨年、県内のレディースドックを受けることにしました。
うけるきっかけとなったのは、わたしの従兄の兄のお嫁さんが、産後まもなくして子宮がんになり、進行がとても早くなくなってしまったことです。
私も一人目を出産したので、その事件があってから突然自分の健康がとても気になり、もし何かあったら家族に迷惑がかかるとおもってしまいました。
ちょうど春になり、わたしがすんでいる地域の市役所から健康診断の無料チケットが配られました。
その情報紙の案内に、レディースドックという言葉を知りました。
人間ドックなら聞いたことがありますが、聞いたことのない名前で、なんだろうと思い検索しました。
すると、乳ガン検査や子宮がん検査、腫瘍マーカーなどがうけられます。
検査項目も基本の検査から血液検査にマンモグラフィー、胸のエックス線や乳腺のエコー、胃カメラに子宮けいぶの細胞を取っての検査などです。
結構詳しくおこなうので、三時間から四時間はかかると書いてありました。
もっと詳しく行いたいひとは、頭部のMRIが含まれているコースもありましたが、最近わたしは偏頭痛の検査でMRI検査を行ったばかりでしたので、頭部のMRIは行わないコースにしました。
金額は五万円です。
病院によってはカード決済もできるところもあり、わたしが選んだ病院もカード決済が可能なので、お金が高くて一気に払えなくても分割もできるので安心です。
まずは病院で問診票をかきます。
自分の持病から気になる症状、家族歴です。
家族歴では、子宮筋腫で手術をした人や高血圧に糖尿病、心臓病がいました。
書き出すとますます不安になり、なにか引っ掛かるのではと思いましたが、女性の人間ドックなので、看護師さんも女性ばかりで、とても優しい方ばかりでした。
まだ若かったわたしは不安が顔に出ており、大丈夫ですよと声をかけてくれました。
看護師さんから問診票をみながら色々と細かくきかれ、検査の内容を詳しく聞きました。
マンモグラフィーなんてはじめてで、みんな受けた人から痛いと聞いていました。
なのでマンモグラフィーが一番うけるのがいやでした。
わたしが選んだ病院では、マンモグラフィー検査で挟むときは横ではなく縦に挟みます。
縦の方が横に比べて痛みが少ないといわれました。
もともと胸が大きいので、どれだけ潰されて痛みがあるのかドキドキしましたが、いざ行いますと拍子抜けしてしまいました。
痛くなかったからです。
何枚か写真をとって、五分で終わりました。
次に乳腺のエコーです。
ジェルをぬっておっぱいに機械をあてて超音波でみるので、妊婦検診の時のお腹のエコーがおっぱいになっただけです。
触診では異常がありませんでしたが、触診でもわからないようなしこりがある場合があるので、しっかりとエコーで調べます。
エコーでもとくに問題はありませんでした。
わたしは母乳で子供を育てており、赤ちゃんは母乳で育てましたかと聞かれました。
母乳で育てた方が、ガンになるリスクが母乳で育ててない人より少し少ないといわれました。
子宮の細胞を採取する検査でしたが、これは少し痛く、カチャカチャと金属音がカーテンの先からするので、とても怖かったためからだに力が入ってしまったため痛かったのだと思います。
出血が少しあったので、診察台近くの生理用品を使ってしばらく休みました。
エコーで子宮のなかを見ましたが、なんとそこで子宮筋腫が見つかりました。
妊娠前の検査では子宮筋腫がまったくなかったのでビックリしました。
わたしの頭のなかを、ガンで亡くなった身内が過りました。
まさかガンでわたしは死んでしまうのかと思ってしまいましたが、どうやら良性で大きさも二センチほどでしたが、近くの婦人科を受診して定期的に検査をするように言われました。
婦人科系の検査はとくに問題はなく、細胞の検査は後日わかるとのことでした。
胃のバリウム検査ですが、わたしはバリウム検査などしたことがなかったので、このバリウムの不味さには驚きました。
そして、げっぷを絶対しないでくれと言われましたが、げっぷが出たくて仕方ありませんでした。
急いで検査をし、疲れで少し炎症があるとのことでした。
それ以外は問題もなく元気とのことでした。
基本の血液検査では貧血はあったものの、とくにそれ以外は問題もなく健康的でした。
ですが、やはり家族歴のなかに高血圧や糖尿病、心臓病のひとがいるということと、子宮筋腫があるので気を付けるように言われました。
わたしが予約したときは、うける人が多かったので、終わるのに四時間半もかかりました。
後日結果の紙を渡すので、再度受診をするように言われました。
お会計はその日に受付で行います。
後日、細胞の検査結果ができており、問題はありませんでした。
お金は高額ですが、若いうちからしっかりと検査をし、自分の健康状態を知れたので、レディースドックをうけることができてよかったです。