最終更新日 2024年10月30日 by jssjss
動物病院は文字通り動物に特化した医療機関のことで、獣医療法の第2条2項に定められている、獣医師による飼育動物の診療を目的とした施設を指します。
ただ、この名称はあくまでも通称ですから、業務内容は獣医師によるもので共通であっても、施設の名前に犬猫病院やアニマルメディカルセンターとつく場合もあります。
種類を問わず動物の健康に関する相談ができる
獣医師は日本におけるペットの定番の犬猫だけでなく、他の種類の動物に関する知識も併せ持つので、基本的には種類を問わず動物の健康に関する相談ができます。
犬猫病院でも実は小動物や小鳥を診察したり、必要に応じて治療を行っている施設は珍しくないです。
逆に特定の動物に的を絞り、専門的に診療を提供している動物病院もあります。
その為、初めて受診する病院を選ぶ際には、対応する動物の種類や得意な治療を確認することをおすすめします。
病院といっても数名規模の診療所のような施設から、数十名規模で時にチームを組む施設まで幅広いです。
治療は獣医師が担当しますが、動物看護師を始めとしたスタッフもいるのが普通なので、受診して単独で診療にあたる状況に遭遇するケースは稀です。
動物を対象とした病院の数は日本全国に約1万2千ほどあって、半数以上が個人経営となっています。
一方では会社経営や法人による運営が行われている施設もあるので、個人経営以外の経営は実に様々です。
人間を対象とした医療機関と大きく異なるのはやはり、施設が診療科ごとに分かれておらず、1つの施設に複数の診療科が内包されていることでしょう。
だからこそ獣医師に求められる知識は多岐にわたりますし、それこそ怪我による骨折や皮膚病、目の病気や呼吸器にがんまで知っている必要があります。
茨城県動物病院整形外科も参考
家族にとってはペットが家族同然であっても動物は動物
このように、人間と動物では病院の経営も獣医師の知識も異なりますから、人間と同様の診療を求めることはできないです。
近年はペットと家族同然に触れ合う飼い主が増えたからか、人間のような扱いを求める人も少なくないです。
しかし、家族にとってはペットが家族同然であっても動物は動物なので、その点を理解したりわきまえて受診することが大事です。
病院側も飼い主の要望を軽視しているわけではなく、診療の24時間化や緊急対応、救急救命を行う施設も誕生しています。
動物病院にも設備や対応できる診療には差があるので、小さい病院だと難しい病気などの場合は他院の紹介が行われます。
紹介されて受診する病院には、いわゆる高度医療機器やより専門的な知識、技術や経験とノウハウがあります。
在籍する獣医師の数が多く、それぞれが得意な分野を持っていますから、専門的な治療が必要な時に頼りになります。
この総合病院のような動物病院なら、獣医師は余裕を持って自分の仕事に専念できるので、知識を掘り下げていたり技術を磨き高度なスキルをみにつけている人が多い傾向です。
とはいえ、日常的な怪我や病気であれば、大きな病院よりも身近にあるかかりつけできる病院の方が便利です。
中規模程度の病院であっても、様々な怪我や病気に対応できるように、手術室やレントゲン、入院室などを完備しているものです。
器具の減菌を行う設備や血液などの検査設備も併せ持つ
器具の減菌を行う設備や血液などの検査設備も併せ持つので、ペットの不調の原因が分からず診断が必要な時は、近くにある動物病院に相談するのが良いでしょう。
中にはCTやMRI、放射線治療など人間顔負けの高度な設備まで備えていますから、検査によって重大な病気が見つかっても心配無用です。
動物の治療には保険制度がないので、民間の保険に加入しないと治療費が高額になりがちです。
自由診療となると入院1回で軽く10万円を超えますし、入金期間が延びたり退院後も通院となれば、それ以上も覚悟する必要が出てくるでしょう。
動物病院選びのコツ
病院を選ぶコツは、開院から5年10年以上の歴史があって、実際に利用した人達の間で評判が良いことが基本となります。
開院から間もないと評判は分かりませんし、評価も定まらないので比較検討しようにも難しいです。
しかし5年、10年と区切りの良い年数の実績があれば、飼い主からどのような評価を得ているかが分かります。
理想的なのはいくつか候補をリストアップして、1つ1つ受診して対応や治療をチェックすることです。
対応が丁寧で信頼できればかかりつけ可能ですし、いつでも相談できるので、ペットが不調になっても直ぐに対応できます。
いくら設備が整っていても、対応がぞんざいで失礼に感じるようだと心の底から信頼できず、どのような治療を受けても不満が残ります。
つまり信頼とかかりつけにできると思える2つのポイントこそが、満足できる動物病院を選ぶ鍵を握ります。
勿論、通いやすく心理的なハードルが低いことも大事なので、土日も診療していたり駅近くでアクセスしやすいことも評価すべきです。
まとめ
平日でも診療が夕方以降まで行われていれば、学校や仕事から帰ってからでも受診が間に合います。
土日診療は平日忙しくて時間に間に合わなかったり、ペットが体調を崩しやすくていつお世話になるか分からない場合に安心です。
当然ですが、自由診療は病院が価格を決めるので、料金体系についても要チェックです。